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天津師範大学

現地調査日:2006/12/05


6.コメント

以下、06/12/05執筆
●天津市では南開大学に次ぐ規模の留学生を抱える大学。

●中国語教育の歴史も長く、HSKの試験会場は天津市内ではここと南開大学だけである。

●特徴としてはクラスのレベルが7段階とかなり細かく分けられていることがあげられる。天津は海を挟んで韓国と近いため韓国人留学生が多いが、この大学はそれ以外の国も多く、今期は46カ国から留学生を招いている。

●この大学が天津市内の他の大学と最も差別化できる点は師範大学であることであり、それを最大限に活かしている。ここでは外国人に中国語を教える教員を養成する「対外漢語専業」の学生との交流の場を留学生事務所が主体となって設けている。具体的には対外漢語専業の学生が留学生に勉強面などの分からない点を質問したり、それ以外の様々な面での交流のきっかけとなる時間を定期的に設定している。こういった取組みは簡単なように見えるが、実際に実施しているのは、華南師範、浙江師範など一部の大学に限られている。

●教務面ではテキストの採用に独自性が見られる。大半の大学は北京語言大学の教材が過半を占めるが、ここでは北京大学の教材が多く採用されている。自主編集教材も一部クラスで使っている。B・C班で使っている北京語言大学出版社の「漢語実況聴力」はこの大学の教員が執筆したものである。


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